独自のアイデアからスタート
バイキングカヤック社が南半球最大の
シットオントップ・カヤック製造会社に成長するまで

バイキングカヤック社は1995年に、大型船のデザイン・建築の経験をもつマイケル・ベネットによって設立されました。(設立者のページへリンク)しかし、当時はまだ回転成型ポリエチレン製のシットオントップ(SOT)カヤックのアイデアはニュージーランドでは目新しく、家族でのレジャーや釣りを楽しむ人々に使用されるまでに至りませんでした。
様々な型と手動炉を使い研究・開発が続けられた後、最初のバイキングカヤックが製造されました。「バイキング・ペーサー」と呼ばれた全長2・7メートルの初心者用カヤックは十年以上経った今でも人気があるモデルで、オーストラリアとニュージーランドで現在に至るまでに約6万艇が製造されています。

会社設立以来、マイケル ベネットはニュージーランド国内でのカヤック製造用回転型炉の開発・販売、オーストラリアへのシットオン・カヤックの輸出・販売にと暇なく働き続けました。カヤックが「地元で製造」されることにより、平均収入を得ている家庭の人々が購入可能な値段で販売できるよう、ベネット氏はニュージーランドとオーストラリアの多くの業者に自身が考案・開発したカヤック製造設備を販売しました。このビジネスの方針は成功し、手ごろな値段で購入できるようになったカヤックでレジャーを楽しむ人の数が増えました。

シットイン・カヤック

以前、ニュージーランドでは一般に、シットイン・カヤック(船体の中にすわるタイプのカヤック)が使われていました。シットインモデルのカヤックは水上をより速く移動できるのが特長です。しかし、釣りに使うのには実用的ではなく、またレジャーとして楽しむのにも、練習と経験が不可欠です。また、シットイン・カヤックはグラスファイバー( 繊維強化プラスチック)製 で造られているため、回転型炉で造られたカヤックより、2~3倍高価になります。

最も古いカヤックは木で造られた本体を動物の皮で覆って使われていました。カヤックは元来、寒さ、風雨、または日射を避けられるよう、足をカヤックの中に入れる格好で乗るようにできていました。近代に入り、ファイバーグラスの開発により軽いカヤックを短時間で製造できるようになり、温暖な国々でスポーツまたはレジャーとしてカヤックを楽しむ人が増えました。ポリエチレン製プラスチックの技術進歩により、カヤックは更により安価に、より短時間で製造が可能になり、またグラスファイバー製のものより耐久性が高く、丈夫になりました。また、新しいモデルとして開発されたシットオントップ(SOT)・カヤックは、より使いやすく、環境にもやさしいデザインです。乗り降りも運搬も容易で、お年寄りからお子様まで、誰でもカヤックを楽しむことができます。

1990年代後半にマイケル ベネットのビジネスは大きく成長し、自分がデザイン・製造したカヤックにブランド名を付けることを考えました。こうして「バイキングカヤック社」が生まれました。ベネット家はバイキングの子孫の家系で、またバイキングが素晴らしい船のデザインをする才能と豊かな海に関する知識をもっていたことは周知でもあり、このブランド名はまさにうってつけです。(ベネット家先祖についてのページへのリンク) 人口の多いオーストラリアへの輸出は21世紀に入り大幅に増加しました。そこで、ベネット氏は家族とともにオーストラリアへ移住し、クイーンズランドに本社を移転しました。こうしてバイキングカヤックオーストラリア社が設立されました。一方バイキングカヤック・ニュージーランド社の経営は、設立当時から製造販売契約をしていた業者に委託され、現在もニュージーランド市場での販売が続けられています。

バイキングカヤック社オーストラリア

オーストラリア本社は急速に成長、バイキングカヤック社はオーストラリア全土に市場を開拓し、世界各国にも製品を輸出しています。バイキングカヤック社の製品はアメリカでも大人気です。マイケル ベネットは、カヤック製造には、水面上に出る部位と水面下の部位のデザインが共に優れていることが非常に重要であると考えます。「多くのシットオントップ・カヤックの製造業者は外見だけを重視しカヤックをデザイン・製造しがちです。しかし、正確なハルライン、高さと幅のほんの数ミリに及ぶ些細な違いがシットオントップ・カヤックのウォーターパフォーマンスを左右するんです」とベネット氏は言います。

そして、バイキングカヤック社は更なる飛躍のときを迎えます。日本市場開拓のためのジョイントベンチャーの誕生です。会社設立当初と同様、ベネット氏はデザイナー、機械工、経営スタッフと販売スタッフからなる有能なチームを率いて、新たに日本でのビジネスに挑戦- バイキングカヤックジャパン社(www.vikingkayak.co.jp )との提携となりました。日本初のシットオントップ・カヤックの製造工場となるバイキングカヤックジャパン静岡工場は、2010年5月に稼働を開始し、オーストラリアでデザインされたバイキングカヤックが初めて日本国内で製造されました。バイキングカヤックジャパン社は、斬新なアイデア、新価格、そして他社とは異なるサービスで日本市場に乗り込み、カヤックフィッシングとその他のレジャー艇のウォーターアクティビティの楽しさを御紹介し、日本のスタイルに適応したシットオン・カヤックの素晴らしい世界を日本の皆様にご提供します。また、バイキングカヤック静岡工場では、将来アジアとヨーロッパで販売されるカヤックも製造する計画です。

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