バイキング・カヤック社の設立者
マイケル・ベネット
ボート、カヤックにかける情熱

マイケル・ベネット

バイキング・カヤック社の設立者であるマイケル・ベネットについてお話ししましょう。マイケルは歴史に名を残すバイキングの家系の子孫であることが、長期にわたる調査・研究によって明らかになりましたが、マイケルのボートとカヤックをデザインする能力は、バイキングの先祖から譲り受けた才能であると言っても過言ではありません。(なお、バイキングの歴史とバイキング・カヤックの関係についてのより詳しい情報は、バイキングの歴史とバイキング・カヤックとの繋がり をご参照下さい。)

マイケル・ベネットのボートへの愛着と情熱についての思い出は、彼の少年時代にまでさかのぼります。ニュージーランドで育ったマイケルは、まだ7歳の少年の頃、こっそり父親のハンマーを使い、古く錆びたトタン板を平らにして自分が乗るボートを作り始めました。夏の暑い日に道端で、道路舗装に使われていたタールを集め、火であぶって溶かし、釘の穴を埋めて伸ばしたトタン板をつなぎ合わせました。

少年時代を通して、そして青年に成長してからも、マイケルは様々な形の小さい帆船やヨット、櫂で漕ぐボートをデザインし作り続けました。その後、海外への旅を始めます。イギリスへの定期船に乗り込んだかと思うと、次には世界中を周る旅-海上を旅する機会を逃すことは決してありませんでした。

腰を落ち着けたいと考えたマイケルは、ニュージーランドへ帰国します。そして、全長7メートルから12メートルの違う長さの自家用ヨット4艘の建築を始めました。このヨット4艘が、ベネット氏が建築・完成した最初のヨットです。このうちの一艘は、ベネット氏が自ら森へ行き、木を選び、のこぎりで製材し、乾燥させた木材を用いて造りました。ほぼ同時期に、マイケルはオークランド北部で有数の住宅建築会社となった「マイケル・ベネット建築会社」を設立します。

初めて作った手作りのヨット
(初めて作った手作りのヨット、右端に乗っているのがマイク)

そして40代に入った年にベネット氏は転機を迎えます。自身のビジネス手腕、デザイン技術を生かすため、ボート建築だけに身を投じようと決意します。ただし、他の人とは全く違う、新しいボート建築です。

彼の十代の子供たち3人が使えるような、小さくて乗りやすいシットオン・カヤック ― マイケルはポリエチレンを使い、型を回転させて船体を製造する方法を研究・開発しました。当時この方法で似たような新しい製品を製造していた会社は、アメリカに1~2社だけしかありませんでした。

新しい業種であったため、ニュージーランドでは情報も限られ、知識がある人も他になく、製造に必要な設備もありませんでした。そこで、1991年にマイケルは自分でカヤックを製造するための機械の開発を始めました。その後も多種のガスまたは電化回転型炉を開発し、様々なモデルのカヤックをデザインし続けました。マイケルが考案・開発したカヤック製造のための機械や設備は、オーストラリアとニュージーランドの多くのカヤック製造業者が購入、使用しています。また、マイケルが初期にデザイン・製造したモデルのカヤックは、今でもなお製造され続けています。初期のモデルの一つは、オーストラリアとニュージーランドで今までに約60000艇作られました。

マイケル・ベネット

2002年には、自身の製品に「バイキングカヤック」というブランド名を名付け、(詳しくはバイキングカヤック社経緯をご参照ください)マイケルは家族と共にオーストラリアへ移住しました。当時オーストラリアでは、シットオン・カヤックが販売され始めたばかりでした。マイケルは釣り用、サーフ用、そしてレジャー用と利用者の目的にあうカヤックを製造し、人口も多く、釣りを楽しむ人の数も多いオーストラリアで、マイケルのバイキングカヤックビジネスは大成功に至りました。

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